赤ちゃんの身体も癒着する!?
2024/09/19
その泣き、実は背中の痛みかも…喋れないからこそ、気にかけてほしいのです。
目次
固い?柔らかい?赤ちゃんの身体
赤ちゃんを抱っこするところを想像してみてください。むちむちの手足やふわふわのほっぺた…首が座る前の赤ちゃんは全身ふにゃふにゃの身体で、支えるのも大変です。赤ちゃんの身体はお肉も関節も柔らかいものだと、多くの方が思うでしょう。実際、寝返りをしはじめ、ころころと様々な動きをするようになった赤ちゃんの身体は非常に柔らかく、癒着がほとんどない状態とはこういうことか!と、感動するほど柔らかいのです。ところが、まだ自由に動くことができない時期の赤ちゃん(特に3か月ごろまで)は、自分で体の向きを変えることも難しく、筋肉の緊張と弛緩を自由にコントロールすることも難しいため、身体が癒着してしまうことがあるのです。病気や怪我などにより、ベッドの上で自分の力で身体をうまく動かすことができないまま何日も過ごすことを想像してみてください。身体のあちこちが固まって、痛くなってしまいますよね。赤ちゃんも例外ではありません。しかし、癒着歴が短い分、簡単なケアですぐに改善できる可能性があります。
こんな特徴はみられませんか?
以下のような特徴がみられる際は、肩回りが癒着しているのかもしれません。
- 向き癖がある。
- 癖のある向きと反対方向に首を傾けにくい。(向けてもすぐに癖のある方向に首が戻ってしまう)
- 抱っこすると反り返ってしまう。
- 着替えのとき、腕が上がらず着替えさせにくい。
- 縦抱きが好きで、横抱きすると嫌がる。
上記のチェック項目に当てはまらなくても、赤ちゃんの脇から肩甲骨あたりを支えながら優しく肩を回してみてください。癒着があると肩の動きに制限があるのを感じます。向き癖がある赤ちゃんは、癖のある側の肩周りの筋肉が緊張して固まってしまっているために、反対方向に向きづらくなってしまうのではないかと考えられます。
赤ちゃんにもメンテナンスを!
癒着して固くなった身体で生活していると、疲労が溜まりやすかったり、寝つきが悪くなったりといったことが起こります。赤ちゃんも例外ではありません。機嫌が悪い・理由が分からず泣いている赤ちゃんも、肩回りや背中をほぐしてあげることで落ち着くことがあります。肩を優しく回してあげたり、布団に寝かせてたまま背中に両手を滑り込ませて数分間温めるように当てているだけでも次第に背中が緩んできます。言葉で伝えることができない赤ちゃんだからこそ、日々のメンテナンス・ケアが大事ですね。
楽間整体院では、産後整体・赤ちゃん整体も行っております。ママだけの施術でも、赤ちゃん連れOKです。お気軽にお越しください♪